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ぼくの町の秘密の秘密

  • 執筆者の写真: Sendousya Denki
    Sendousya Denki
  • 2017年3月24日
  • 読了時間: 2分

「ぼくの町の秘密」の秘密。このゲーム でプ レーヤーにどんな体験をして欲しかったのか?

やっていただいた方は分かると思いますが、「ぼく」の町にある神社は他 とは違う奇妙な点が二つあります。  ・拝礼の仕方が「二礼二拍手一礼」ではなく「二礼四拍手一礼」である。   (二回頭を下げて四回拍手をし、最後に一礼する)  ・注連縄が他の神社とは逆向きである。  「ぼく」は町を駆け回り人に話を聞くことでその謎を解くわけです。  この神社自身はもちろんフィクションですが、こういう「神社の謎」自身は実際にある話です。  例えば上記二点は出雲大社がモデルです。   日本の古代史と言うのは文献が少ないため、ほとんど分かっていません。  では学者やファンはどうやって謎を推理するのか?  神社の神の名前や他の神との関係、その神社がどこにあるかや神社の社伝、古墳など から推理し、  わずかな文献と照らし合わせて「ああでもない、こうでもない」とやるのが古代史の 醍醐味なんです。  神社に祀られている神は、自然神と共に「元は人間であった人」が神として祀られて いる場合があるので、  歴史とリンクするわけです。(彼らの業績が全くのフィクションではないってことです)  文献の少ない日本において、神社と古墳は歴史のタイムカプセルなん ですね。  それが日本全土に無数に眠っているわけです。好奇心がうずきませんか?  もちろんこのゲームのようにそう単純な話ではないのです が、片鱗だけでも味わえれば幸いです。


 
 
 

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