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藤子不二雄「TPぼん」
- Sendousya Denki
- 2017年3月24日
- 読了時間: 2分
あなたにとって藤子・F・不二雄の最高傑作は何ですか?自分は「TPぼん」を推します。

タイムパトロールの「並平ぼん」が先輩TPの「リーム・ストリーム」と 毎回過去に飛び、不遇の死を遂げた人を助ける。 そんな話です。 とにかくストーリーが練りこまれてよく出来た話でした。ガジェットとしてSF機器を使ってますが、 ジャンルとしては「歴史物」と言っていいでしょう。意外とマイナーなのが不思議です。 ヒロインでありパートナーであるリームと、 超空間に住む謎の生物ブヨヨンが可愛いのですが、第2部からは出てきません。 なぜ変えた? 過去にスペシャルで一度だけアニメ化された以外は、テレ ビ放送されてい ません。 まあ手塚治虫の「どろろ」のように、こういう有名作家の隠れた名作は何十年後かに取り上げられる可能性があるので、 まだ希望を捨てるのは早いでしょう。 「どろろ」もそうですが、一流作家というのは他にも描くものがあるからなのか、一つの作品にあまり固執しないように思えます。 普通の漫画家だったら「どろろ」や「TPぼん」だけで何十巻も描くのでしょうけど、この二作は巻数が少なすぎる。 (どろろ4巻、TPぼん5巻) 設定だけで何十巻も描けるポテンシャルがあるのは分かるのに……。 「ネタならバーゲンセールするほどある」とは手塚治虫の言。羨ましい限りです。